2004年12月20日

Table Occurrence その2

さて、ここまでの基本を理解したら、今度はこれをどのように活用するかが大切です。

”Knockin'on Seven's Door” という、FileMaker Pro 7 の開発者向け情報ポータルサイドがあります。ここで、”Key Concepts in FileMaker 7”というドキュメントの存在を知りました。これは “Database Interst Group for FileMaker”というサイトで公開されています。

このドキュメントは、”TO≠Table” を強いメッセージとして打ち出していて、TOを理解する事がFileMaker Pro 7 での開発にとても重要であると言っています。私もこのドキュメントを読んで、TOの重要性に気づいた訳です。

※なおこのドキュメントの日本語訳は、上記”Knockin'on Seven's Door”にて公開予定との事です。楽しみですね。

さらにこのドキュメントでは、”Table Occurrence Group (TOG)”という概念を導入しています。先の例で言えば、A1とB1は一つのTOGに属し、A2とB2はまた別のTOGに属することになります。

あるTOGに属するデータから、別のTOGに属するTOのデータを参照する事は出来ません。従って、データベースシステムを設計するにあたり、どういった切り口からデータを見せるかを考え、TOGを形成してゆく事になります。先の例で言えば、テーブルAを主テーブルとしてデータを見せる切り口(Point-of-View, POV)と、テーブルBを主テーブルとしてデータを見せる切り口(POV)があり、それぞれにTOGを定義する事になるわけです。

「べつに従来の FileMaker Pro 6 のやり方でも、ちゃんとできていたのだから、なんでそんな面倒くさい事をやらないといけないのか」と考える方もいらっしゃると思います。はい、私は思っちゃいました。

でもよく考えると、これまでのやり方では、複雑なシステムではたくさんのリレーションがあちらこちらに定義され、まるでスパゲッティのようになっていて、全体像を把握する事は簡単ではありませんでした。特に FileMaker Pro 7 ではリレーションの「孫引き」ができるようになったので、つながり合ったいくつものテーブルをひとつのTOGとして管理できることは大いにメリットがあるように思います。

ただし、ここらへんはもっともっと FileMaker Pro 7 での開発経験を積まないと、わからない世界かもしれません。

※先の例ではA->B, B->A というリレーションで説明しましたが、これはA->Bで定義された2つの異なるリレーションの場合でも同じです。

※私の理解や説明にも間違いや、「もっとこういうメリットがある!」という箇所がきっとあると思います。気づかれた方はぜひ教えていただけると幸いです。


posted by Kojima at 19:01| Comment(0) | TrackBack(2) | 覚え書き | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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