http://www.iviking.org/pipermail/fx.php_list/2006-July/001887.html
まず、現在 FX.php を使っているアプリケーションは、FM API for PHP に変更する必要はない、ということ。これは FileMake Inc. の podcast の中でもそのように述べられているそうです。また、FX.php と FM API for PHP は同じサーバ上で共存することができます。
そして、次のバージョンの FX.php に、FX.php でも FM API for PHP でも動作する新しいツールを含める予定であるとのこと。
この「新しいツール」って、何をするものなのでしょうか? FX.php の API を FM API for PHP でインプリメントするのか?
前記事にも書いたように、FX.php は FMPXMLRESULT の XML文法に依存している(だから FMP6 にも対応可。しかしポータルの取り扱いが難しい。)ので、これから新規に取り組むとしたら FM API for PHP でしょうか (まだ public beta ですのでその点はご注意を)。いま FX.php を使っている|使ってきた人は、あわてて乗り換える必要はなさそう。
ただし、 FM API for PHP で FX.php の苦手だったこと (ポータル編集とか) がどれくらい良くなっているのかは見てみたいところです。
API、レビュー楽しみにしてます。
FileMaker Inc. としては、FileMaker ならではのデータベース設計 (ポータルでのデータベース連結や、必要なデータセットをレイアウトで定義、アクセス権管理などでしょうか) をうまく利用したシステム開発を、他の RDBMS に対するアドバンテージとして訴求したいようです。
私の方は、現在は一旦 FileMaker から離れた案件に対応中のため、ご期待に添えるか判りませんが、目は離さないようにしてゆきたいと思います。
例えば、事務職員がゴリゴリに事務処理をFileMakerでやっておきながら、その他職員全員に、職権に応じた範囲で表示のみ、とか。或いは、素材サーバーへの一括登録やメタデータの連続処理はFileMakerで、単件登録と閲覧、取得はWebインターフェースで、とかとか。
FileMaker社は、リッチな(そうか?)FileMakerインターフェースで大量データの処理とか、ややこしい情報の手軽なGUI提示をし、Webインターフェースで多数のユーザーにシンプルな機能を提供、っていう形で売ってくれないだろうか。
近頃FX.php案件で一番の悩みは、FileMaker6までしか知らないお客さんが、知ったつもりで不必要な所まで触る権限を欲しがる事。
息抜き、お邪魔しました。今のトンネル抜けたらAPI触ってみます。
最近は DOM + CSS + Javascript で、web でもかなり自由度の高い UI が作れてしまうので、FileMaker の方が動的な UI の実現が面倒に感じたりします (FM8.5で改善されましたね) が、Javascript とバックエンドの恊働なんて考えるよりは、やはり FileMaker の方が作り込みしやすいし、柔軟にかつ素早く対応できるのは強いです。
たしかに FileMaker を使っている人からは web でも同じような使い勝手 (うちの場合は、複数レコードをリスト表示で同時編集したい、とか、submit ボタンを押し忘れる、とか) を期待されてしまうのが辛いところですね。